ケアギルド〜Care Guild〜

Guild Diary ギルド日記

 

真の優れたリーダーとはどういう人のことか。「はて?」と、改めて考えさせられる内容でした。

ゲストスピーカーの酒井さんは、株式会社チェンジウェーブ代表取締役で、『はじめての課長の教科書』『ビジネスケアラー 働きながら親の介護をする人たち』『ビジネスパーソンが介護離職をしてはいかないこれだけの理由』『部下が働かない本当の理由』など、数々の著作が反響を呼んでいます。

 

「あなたの中にある無意識の偏見=アンコンシャスバイアスに気づき、それをコントロールして抑え込めばパフォーマンスが必ず上がる」と酒井さんはまず話しはじめました。立ち見まで出た当日の参加者たちの注目が一気に集まります。

 

アンコンシャスバイアスとは「優越の錯覚」のこと。自分は思っているほど優秀ではない、結構ダメダメなんだという事実を認めることができないのが問題だ。人は自惚れやすい存在、特にリーダーの周りは、「おっしゃる通りです」といったイエスマンが集まりがち。だからよい提案が新たに生まれてこない、と酒井さんは続けます。

 

「俺は優秀だ、俺の言うことを聞いていればいい」と豪語するリーダーと仕事を一緒するとき、周りは面倒臭くて「おっしゃる通り」と言って話を終わらせようとしがち。そんな「裸の王様」と真剣に仕事をしたいと思う人はいない。一方で、自分には足りないところがたくさんあるけれどもこんな未来を創りたいから助けてくれない?とアプローチするリーダーのほうが好まれる。

 

自分は特別な存在ではなく、世界の中心でもないことをしっかりと自覚することが大事、それこそがリーダーシップ。「優越の錯覚」から解き放たれて自由になることが重要なのだというシンプルかつわかりやすい話に、「私もそんなところがあるかも」「同じような錯覚に陥っているかも」と、自らを顧みてうなずく人たちが多かったように思います。

 

「裸の王様」にならないためにはどうしたらよいのか? 自分のどこを治せば優秀なパフォーマーになれるのか。思い込みにとらわれず、パラダイムシフトを起こすための考え方のコツを、実践的に学ばせていただいた1時間30分でした。

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